特派員レポート 江東区

特派員便り 江東区

 

生まれも育ちも門前仲町のチャキチャキの江戸っ子女性が深川をレポートします。

深川にまつわる粋な噺だぜ!

お題 江戸っ子だってねえ〜ぇ 寄席文字って知ってっか?

 

弥二さん  江戸っ子だってねえ。
折乃笠   お〜よ。葛飾の生まれよ。
弥二さん  おめえ〜。葛飾は田舎じゃねえか。
折乃笠   てやんでぇ〜。おふくろが浅草の生まれよ。
        チャキチャキ過ぎて、凄かったぞ。

 

喜多さん  そんでもって、今日は何でえ〜?
折乃笠   よくぞ聞いておくなさった。実はな。
        おめえ、寄席文字って知ってっか?
喜多さん  よせ〜や〜ィ。もじかして、俺っちを試してんのかい?
折乃笠   よっ!おめえ、今、しゃれを言ったな。こんちきしょう。
        山田〜 こいつに一枚座布団持ってきてくんな。
喜多さん  おい、山田、かかあのけいこちゃんは元気か?

 

折乃笠   そんでもって、なんだっけえ〜?
弥二さん  寄席文字だぜ。
折乃笠   そんでもって、おめえら〜 知ってのか?
弥二喜多  しゃらくせ〜!ちゃんちゃらおかしいぜ!
        そんなもん知らねえ。
折乃笠   しゃあねえ、今、俺っちがインタネットで調べてやらあ〜。
喜多さん  おめえ、この時代にインタネットあるわけねえだろ。
折乃笠   てやんでえ〜、おめえ今日は令和2年9月30日だぞ。

 

『寄席文字は、寄席の看板や高座のめくりに用いられる、
 独特の太い筆致の文字として知られるぜ。
 こいつぁ 、従来「ビラ字」と呼ばれていたものが、
 もと噺家の橘右近によって改良されたものであるぜ。
 寄席文字は、番付やビラ、千社札にも使用されてやがる 。』

 

弥二さん  おい、このパソコン江戸っ子か?
折乃笠   これを見ろやい。

 

弥二喜多 お〜お! 粋だね! チャキチャキじゃねえか。
折乃笠   俺っちも感動したぜ!粋で上品だぜ。
       実はな。俺っちのダチ公によう、生まれも育ちも
       深川の門前仲町のダチ公がいてな。
喜多さん  フムフム。
折乃笠   そのダチ公が、寄席文字を習っていることがわかってな。
        俺っちは、本の第二弾出版記念に寄席文字がほしくてな。
弥二さん  フムフム。
折乃笠   だめもとで頼んでみたのよう。
喜多さん  そんでもって、どうしたのよう?
折乃笠   ダチ公、「はいよ。よござんす。」だってよ。
弥二喜多  いよっ!江戸っ子だね。寿司やんねえ〜。

 

折乃笠   そんでもって、御丁寧に昨日厳重な筒に入って
        寄席文字”折乃笠公徳”が2枚届いたってわけよ。
弥二喜多  く〜! 泣けるね。 
        そんでもっておめえ〜、何に使うんだ?
折乃笠    一枚は額縁に入れて飾る。もう一枚はデータ化して
        ホームぺージ折乃笠ワールドの表紙に貼るんだぜ。
弥二さん  お〜お! それはめでてえ!一同お手を拝借!
一同     よ〜お ちゃちゃちゃちゃちゃちゃ ・・・・・

 

お後がよろしいようで。

 

寄席文字を書いていただいた方が、江東区の特派員です。

 

 

 
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