「遠くへ行きたい」 旅、今思うこと

「遠くへ行きたい」 旅、今思うこと

 

2022年1月14日 人生応援ブログから

1.はじめに

先日、夜テレビを観ていたら、「懐かしの歌謡曲」をやってましてね。

 

おいら、百恵ちゃんだの、淳子ちゃんだの、明菜ちゃんなんかが出てきて、
もうデレデレですわ。

 

と、次に、画面が暗くなって、この曲が始まったのです。

 

おいらの目はいつの間にか、ウルウル目に・・・

 

2.「遠くへ行きたい」 と おいらの旅

「遠くへ行きたい」は、1970年(昭和45年)から日本テレビ系列で放送された
紀行番組で、その旅愁が何とも言えない良い味を出していました。

 

いろいろなジャンルのレポータの方々が日本全国を旅するのですが、
レポートからその土地土地の匂いが感じられるんですねえ〜。

 

じっちゃん、ばっちゃんがお国訛りで何言っているかわからなくても、
じわ〜とあたたかい雰囲気が感じられるんですよ。

 

どんなに明るいレポートでも、最後この曲が流れてくると、
だれでもウルウルしてしまうんですよね。

 

おいら、この番組に大影響されて、17歳の時、はじめて旅に出たんです。

 

ダックスホンダ50tバイクで関西一周一人旅。

 

今考えれば結構無謀だったみたいです。

 

自分にとっては初冒険みたいなものですが、
母親は心配で帰るまで眠れなかったみたいです。

 

3.関西一周の一人旅

夜、東京港フェリーふ頭を出航。
さんふらわあ号で那智勝浦へ。
朝、那智勝浦港に到着。

 

船の上で見た日の出はきれいだった。
その後、潮岬へ。
ここは本州最南端。
とにかく太平洋がきれいだった。

 

その後、紀伊半島の海岸線を北上。
串本、南紀白浜、和歌山へ。
とにかく暑かったことと道端で食べた魚がうまかったことと、
くじらを見たことが思い出される。
和歌山からは西に進路を変え高野山へ。
ここの坂は50tのバイクではきつかった。

 

鬱蒼とした山寺で精進料理、座禅を経験。

 

その後、北上して大阪へ。
通天閣でたこ焼きを食べる。
周囲の交通マナーが悪くて何度も危ない目に遭う。

 

次に京都へ。
ユースホステルで知り合った女の子と京都見物。
楽しかったですねえ。
その後、お別れして再び一人旅。
南下して伊賀上野へ。
ここには忍者屋敷があり本当の忍者がいる。
手裏剣をお土産に買った。

 

そして、奈良、飛鳥へ南下。
古い寺院や遺跡の旅。
バイクだから小回りがきいて、いろいろな所へ行けた。
奈良公園で鹿せんべいを食べてみたが、まずかった。

 

さらに南下し吉野山へ。
ここは吉野神宮が有名。
夏でも薄ら寒く、冷え冷えとする山中。
ここでガス欠を起こし、車にひもで引っ張ってもらった。

 

その後、紀伊半島の真ん中の十津川沿いを南下。
温泉に入ったり、バイクでつり橋を渡ったり、いよいよ最後に近づいてきた。
そして、再び太平洋岸へ。
那智勝浦より北の新宮着。
さすがにそろそろ家へ帰りたくなってきた。

 

夜、那智勝浦を出航。フェリーさんふらわあ号で東京へ。
2週間の冒険旅行は無事終わりました。

 

家では心配していた両親と友人が外で待っていてくれました。
家で皆で食べたご飯と味噌汁がとてもうまかったです。

 

この時、17歳にして、旅の魅力のほとんどを経験していたのです。

 

そこで暮らす人たちの生活を肌で感じる、会話を聞いて生き方を知る。

 

どんなに値段が高くてもその土地土地の食べ物を食べる。

 

それぞれの文化があるので、朝はできるだけ早く起きて外に出て、
朝の空気を胸いっぱい吸い込む。

 

その土地土地の匂いを楽しむ。

 

4.今、旅の魅力をまとめると

1)現実を離れて非日常を体験できる

 

2)異国(地方)文化に触れられる

 

3)ご当地の食べものやお酒が堪能できる

 

4)新しい出会いがある デへへ

 

5)視野が急に広がる

 

6)新しい自分、もう一人の自分を発見できる

 

7)心が癒やされる

 

17歳から今に至るまで、おいらの旅は続くことになります。

 

一人旅が好きでいろいろな所へ行きました。

 

長い時は2週間ぐらい、短いときは半日。
交通手段は電車、車、バイク、自転車、歩きなどなど。
その時その時で楽しみます。

 

5.旅、今思うこと

コロナが流行る前、銚子に旅に出ました。

 

期待した以上に良きところでありました。
昔懐かしい地方の街。海、漁港、醤油工場、ローカル鉄道。

 

銚子の旅で、特に感じたのが旅愁。
すなわち、旅先で感じるわびしい思い。旅のうれい。
仲ノ町駅には昔の自分がいた。

 

小生の心・体・頭を全て満たしてくれた。
一生、旅を続けようと決心。

 

その後、コロナの流行で、なかなか旅に出られなくなりました。

 

そこで、おいらが作ったのがこれです。
 https://shokuta.com/

 

時々、昔を思い出して、その時の土地(コンテンツ)を訪ねています。

 

 ♪知らない町を 歩いてみたい
 どこか遠くへ 行きたい
 知らない海を 眺めていたい
 どこか遠くへ行きたい

 

 

 
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