柴又通る京成金町線

その13 柴又通る京成金町線

 

■目次
1.はじめに
2.京成金町線の紹介
3.京成金町線の歴史
4.京成金町線の思い出と現状
5.京成金町線の延長計画 (折乃笠案)
6.まとめ

 

1.はじめに

私、生まれも育ちも葛飾柴又の近くの立石です。
生まれる前は覚えていませんが、生まれてから今に至るまで京成電車に
お世話になっています。

 

京成電車と言えば、成田空港へ行く特急スカイライナーか、柴又駅か、
というぐらい有名な駅があります。

 

その柴又駅を有しているのが京成金町線です。

 

2.京成金町線の紹介

実はこの柴又駅は上野と成田空港を結ぶ京成本線にあるのではなく、
本線高砂駅から金町駅の営業キロ2.5kmの全線単線の京成金町線に
唯一の中間駅としてあるんです。

 

京成金町線は一見超ローカル線ですが、柴又駅を有し、「柴又帝釈天」
「葛飾柴又寅さん記念館」「矢切の渡し」などの最寄駅があることから、
地元住民の利用に加えて柴又帝釈天への参拝客や、映画『男はつらいよ』
関係地を巡る観光客の利用も多んですよ。

 

映画『男はつらいよ』の中で、寅さんが妹さくらに見送られて涙ながらに
京成電車に乗るシーンは、小生にとって忘れられない名場面です。

 

  

 

話は戻り、京成金町線は短距離ながら京成本線・成田空港線
(成田スカイアクセス線)・北総鉄道北総線とJR東日本常磐線を結び、
両端の駅で都心方面と接続することから朝夕は上下方向共に通勤利用が
多く混雑するそうです。立派!

 

3.京成金町線の歴史

【出典 ウィキペディア(Wikipedia)

 

『盲腸線(支線)の多くは本線から分岐する形で建設されます。
 しかし、金町線は末端の金町〜柴又間が帝釈人車鉄道として先に開業していました。
 6人乗りの客車だったそうです。
 現JR常磐線の金町駅から帝釈天へ参詣する人を乗せていました。
 この路線を買収した会社が京成電鉄です。

 

 京成電鉄は押上〜曲金(現・京成高砂)〜柴又間を開業し、買収済みだった
 柴又〜金町間の人車軌道を改修して既存区間に組み込みます。

 

 金町線は盲腸線に見える支線ですが、実は京成電鉄のルーツといえる路線なのです。』

 

なるほど!初めて知りました。

 

そうすると、小生の生まれた立石駅は、押上〜曲金(現・京成高砂)間にあるため、
立石〜柴又は京成電車のルーツ上にあったわけです。すげえ〜!

 

4.京成金町線の思い出と現状

小生が子供の頃は、立石と柴又は直通電車が多くありたいへん便利でした。

 

柴又からの帰りの電車では、家族ずれの子供たち(含む小生)が、
ゴムのヨーヨー、綿あめ、風船なんかを持って騒いでいました。

 

おっちゃん達もワンカップ大関で超ご機嫌モード、御婦人たちは
草餅を食べながらピーチクパーチク楽しそう・・・

 

超下町風景でしたね。

 

今は?

 

様相が大きく変化しました。

 

数年前に金町駅から兄と乗車したのですが、きれいな電車で柴又観光色バリバリ!
ワンカップ大関を飲む雰囲気ではありません。

 

一番びっくりしたのは、全ての電車が高砂行。直通が無くなっているんです。

 

なんと、高架化された金町線ホームは1面1線の単線で行き止まり、地上ホーム
(1〜4番線)の続番で5番線となっていました。
行先が金町行きしか無いため時刻のみを表示する簡素なものです。

 

  

 

なんか、無味乾燥的で、とても寂しい気持ちになりました。

 

たぶん、この形態は亡くなった寅さんも知らないでしょうね。
【出典 金町線新ホーム

 

5.京成金町線の延長計画 (折乃笠案)

単線2.5km営業はもったいなく、もっと延長して有効活用すべきです。

 

そこで、自称鉄道評論家の折乃笠が独断と偏見で、京成金町線の延長計画
を考えます。

 

先ず、高砂〜金町間を複線化します。

 

金町駅をJR乗り換え施設、ホテル、飲み屋施設、商業施設、オフィース施設を含めて
超高層駅ビルを建設します。

 

金町から先は、水元公園→松戸として新京成線(松戸〜津田沼)とします。
 ・これにより「松戸⇒上野」でJRから客を奪う。
 ・松戸以北から来る常磐線の乗客の地下鉄浅草線乗り入れ簡略化。

 

更に、スカイライナー(上野発)を金町線を通って松戸で停車させます。
そのあと、新京成を通って、東松戸から北総線に入り、成田空港へと向かいます。

 

良いですね〜。

 

6.まとめ

皆様、是非京成金町線に乗って柴又をお訪ねください。

 

まだまだ、下町情緒が残っていて、とってもあたたかい気持ちになれますよ。

 

御希望ならば、折乃笠がワンカップ大関持って、ガイド致します。

 

 

 

 

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